chinasukiのブログ

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連なった枯葉のエッセイ

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都会の喧騒とは裏腹に、静かな一角で出会った光景。有刺鉄線に連なる枯葉たち。そこには、自然と人間、過去と現在、一時と永遠が交錯する物語があった。

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都市の中心に生きる私たちは、日々の忙しさに追われ、自然の微細な変化に気づくことが難しくなってしまっている。しかし、その日、目の前に広がっていたのは、季節の移ろいと時間の流れを象徴するかのような情景だった。

有刺鉄線は、人間が作り出したもの。その鉄線に絡みつく枯葉は、自然の一部。これら二つの要素が、予期せずに一つのアートを生み出していた。枯葉たちは、かつては緑濃い葉として生命に満ち溢れていた。しかし、時の流れとともに色を変え、やがては地上に落ちていく運命だった。だが、その運命を変えたのは、無機質な有刺鉄線。彼らは一時の風に煽られ、鉄線に引っかかり、新たな存在としてこの場所に留まることとなった。

このシーンを前にして、私は思う。人生とは、予測できない出来事の連続であり、その中で私たちは何を感じ、どのように過ごすかが大切だ。枯葉たちは、自らの運命を受け入れ、新たな形で存在している。私たちも、人生の中での出来事や出会いを大切にし、新たな価値を見出していくことができるのではないか。

今、この連なった枯葉たちが私に教えてくれること。それは、生命の流れとともに、新たな美しさを見出すことの大切さ。そして、人生の中での出会いや偶然がもたらす価値の深さを感じ取ることだった。

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